今年の3月から本格的にギャッベ
取り扱いを始めました。
お買い上げいただいたお客様に
とってギャッベを敷いて初めて迎える
梅雨の時期。湿気が多い日が続くと、
「ウールのにおいが気になる」ことがあります。
じゅうたんを織る前の、羊毛を刈り取ってから毛糸に
するまでの間にどれだけ油脂分を洗浄したかが、関係します。
ウールのセーターを水洗いしても、多少のウールの
におい(ちょっと土っぽい感じ)があるかと思います。
ギャッベは、乾燥した砂漠地帯に住む遊牧民のものなので、
彼らは湿気対策など考えなかったかもしれません。
羊から羊毛を刈り取って、毛糸に紡ぐまでの行程は、
それぞれの部族、それぞれの家庭によってさまざまです。

脂分をとりすぎてしまえば、ガサガサした
肌触りになるでしょうし、
洗浄が不十分なら、ツヤは
あってもややニオイが残る・・・


今までほとんど気にならなかったのに
急にニオイを感じるようになった、ということであれば、
それは湿気を含んでいるから、と考えられます。

基本的には、とにかく乾燥した状態を保ってください。

週に一度は半分ずつめくって、
床面から離して空気を入れる。
可能であれば、晴れた日に、屋外へ出して
ホコリを叩き落とし、陽に当てて乾燥させる。


これだけでも、かなり効果があります。
お試しください。