今週も出張に行ってました。


ただ!今回はいつもと違います!
新築されるお客様から庭にあるケヤキの木をテーブルに
して欲しいと依頼がありました。


木を切る理由はそれだけでなく、
代々大切にされてたケヤキの木ですが、
枝が歩道に落ちることがあり、
歩行者の方に当たって万が一のことがあったらいけない。


しかし伐採し処分するのは忍びない。
というお客様の思いがあり、そこで何か形に残そうということで
テーブルを作ることになりました。



長さ230cm、直径約90cm。

樹齢は推定150年。重さは約2トン。3トン低床ダンプを借りて飛騨高山へ運搬。
伐採するのに時間がかかり、また雪が心配でしたが
道路に雪はなく、夕方に製材所に到着。



まずは一安心ということで飛騨牛を堪能。


翌日は製材です。


これもただ切ればいいということでなく、
最終的な家具に合わせて慎重に切っていきます。


一枚切るごとに丸太を見て、割れをや木目を確認し
厚みを変えて切っていきます。


製材したら家具メーカーさんに運びそこで
天然乾燥(約2〜2年半)させます。


その後、人口乾燥(3〜4週間)を経て
ようやく家具としての加工が始まります。


木を植えてから何百年という時をかけ、また伐採後も
2〜3年という月日を経てようやく家具として
お店に届きます。


2年後の春にはお客様と一緒に飛騨高山へ行き、
最終的にどのようにテーブルとして作るか打合せ予定です。


今回は伐採〜運搬〜製材までと大変貴重な経験となりました。