飛騨へ行ってきました。テーブルの再塗装の注文を頂き運送便で送っても
良かったのですが飛騨のメーカーさんのものでしたので
せっかくなので行ってきました。
朝7:30に出発し10:00に到着。やはり飛騨へは早くても車で2時間半はかかります。
飛騨にある家具メーカーのショールームを見学したり工場を見させてもらったりと
展示会ではバタバタしてるのですがゆっくり見れました。
工場見学は勉強になります。飛騨は木を曲げる技術を持ってるのですがその曲げ木の
様子を見させてもらったりこれから家具になる材料を見させてもらったりと。
材料になる木は高さ3m〜4mくらいに積まれてました。
これは自然乾燥するためです。水分が多いままですと反れたり割れたりしてしまうのです。
自然乾燥は1年〜1年半かけてます。雨が降っても風が吹いても地震が起きても
倒れないそうです。この積み上げる技術も職人の技のようです。
そこで水分率を20%に落とし人工乾燥を行います。
人工乾燥は1ヶ月かかります。そうすると水分率が家具に適した8%〜12%になり
ようやくテーブルやいすを作るために木を選び加工していきます。
家具になるにはナラですと樹齢200年〜300年のものになります。
その間に間伐をしたりしてきちんと育て、ようやく家具の工場にたどり着き
乾燥を行い加工し、商品としてまた生き続けるのです。
帰りは時間があったのでいつもなら安房トンネルを通るのですが安房峠を通って
帰ってきました。まだ太陽が出てたので良かったですがガードレールがなく道幅も狭い
所が多く神経使いましたが峠の休憩場所は景色が良く行ってみた価値がありました。
見渡す限り山。天気もいいし、空気もおいしい、風の音と葉が重なる音が心地よく癒されました。