椅子やソファの張替の見積依頼が増えています。
特に最近はソファが増えています。
気になるのが張替コスト。
当然ですよね。


椅子の張替の場合、座面だけであれば
だいたい、一万円以下で出来ます。


例えば革張り(総張り)のソファの場合は
全体を張り替えることになり、
購入した金額と同等もしくはそれ以上になることもあります。
そうなるとそれなら、買い替えようという方がほとんどです。
それでも張り替える方は気に入ったソファで現在は製造していない。
そういう方は張り替えをします。


製造メーカーさんが分からない場合は
地元の職人さんに張替の依頼をします。
張り替える時は少しづつ、そしてきれいに剥がします。
そして、その剥がしたものと同じように型取りをし縫製をします。
ほとんどの場合は中身のウレタン(クッション)も交換します。
仕上がりは既存と同等、もしくはそれ以上になります。
私も以前、職人さんの所にお邪魔し修業させてもらいました。
縫製の技術というのは職人技です。
想像以上でした。
従って、革張り(総張り)ソファを張り替えるということは
特注でソファを作るようなもので、
どうしてもコストがかかってしまいます。


ただ、最近は総張りのソファではなく置き式の
クッションタイプが主流になってきました。




こういったソファのいい所は
カバーリングタイプなのでドライクリーニングが出来る。
・カバーの交換、もしくは中身の交換が1つから出来る。
・3人掛けのソファの場合、両サイドに座ることが多いので
 たまに真ん中のクッションと交換する。
 こうするとより長く使えます。
このソファの金額は¥261,870
では、背もたれのクッションに座面のクッションを
全部交換(ウレタン+替カバー)すると¥93,114
購入金額の半額以下で座り心地が甦ります。

ソファの購入を検討される方は5〜10年後に
買い換えるのか、張り替えて使い続けるか
こういった事も考えていただければと思います。


余談ですが、先日はある家具の修理職人さんの所にもお邪魔してきました。
椅子のグラツキや再塗装をメインにされており、張替も出来るか聞いてみました。
その職人さんが「餅は餅屋ですよ」っておっしゃていました。
修理は修理でも椅子の修理、木部の再塗装、張替は
それぞれに専門の技術が必要ということなんですね。